モルル・ダヴィット
シェフの物語
1972年、モルル・ダヴィットはブルターニュの中心、ルデアックで生まれました。 16歳という若さでレストランで働き始め、18歳で、16歳から通っていたヴァンヌのレスト
ランの学校で、調理師としての認定を受けました。
10年間、フランスのコルシカ島ドルドーニュとヴォンデの色々なレストランで働き、2000 年、ル ブルターニュ / ブレッツカフェの会社に、『日本で働いてみないかい』とクレーピ エとして呼ばれました。
『メゾンブルトンヌ・ガレット屋』オープン
来日以来、さまざまな場所で活躍した後、これまで日本に無かった南ブルターニュスタイ ルのガレットを日本でもっと広めたい、自分の店を持ちたいと思ったダヴィットは独立。
2008年に笹塚で『メゾンブルトンヌ・ガレット屋』をオープンしました。
店内に入ると、フランス人のスタッフが笑顔で迎えます。そこはもうブルターニュ!
目の前で焼かれる薄くてパリパリしたガレットが大評判となり、連日大盛況。多くのメ ディアから取材を受けることになりました。
「何回もテレビに出たし、雑誌にもたくさん紹介してもらいました。相撲部屋にもガレッ トを作りに行ったよ! お店ではフランスのイベントもいろいろやりました。いつもたく さんのお客様に来ていただきました。」

ダヴィットの新しい挑戦
2022年、ダヴィットは14年間続けた笹塚のお店を閉めて、新しい挑戦をすることにしまし た。
ダヴィットのガレット屋は、予約をしないと食べられないほどの人気でしたから、多くの 人は「どうして?」と疑問に思うでしょう。
それはダヴィットのガレットに対する情熱からです。
「理由は2つあります。1つはたくさんの人にガレットの作り方を教えたかったこと。私が 直接教える『ガレット教室』を作って、ブルターニュのガレットを作れる人をもっと増や したくなりました。教えた人がお店を開いたら、もっと多くの人にガレットのおいしさが 伝わります。それは私の願いです。
もう1つの理由は、日本全国に行きたくなったこと。私はずっと1つの場所でガレットを 作ってきました。これからはガレット教室を通じて、いろんなところに行ってみたい! 『旅するガレット屋』ですよ。面白いでしょう?」

ダヴィットが選んだ新しい場所
ダヴィットが作る本格的なガレットは、もう食べられないのでしょうか。
そんなことはありません。
むしろ、もっといろんなところで食べられるようになるかもしれません!
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